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スーパーボールすくいで大実験!

日時 2020年01月25日 11:00 - 17:00
場所 三井アウトレットパーク滋賀竜王
主催者 滋賀大学 加納研究室・滋賀県立大学 後藤研究室

「スーパーボールすくい」を題材に、日本の伝統技術である「柿渋」を使って破れないポイを作る実験ワークショップを行いました。このワークショップでは理科の考え方の中でも特に「比較する」の習得に焦点を当てています。

ワークショップでは、はじめに普通のポイでは「大きなボールをすくう」「たくさんのボールをすくう」など、達成が難しい課題を与えられ、挑戦するもポイが破れて失敗してしまうという体験をしてもらいました。続いて、スタッフから柿渋についての簡単なレクチャーを受けながら、ポイを柿渋でコーティングする作業を行いました。柿渋でコーティングして乾燥させたポイを使うことで、普通のポイでは達成できないような難しい課題も解決することができ、参加していただいた方々からは驚きの声があがっていました。最後に、柿渋を使うとどんなことができるだろうかというアイデアを書いて共有してもらいました。通常の破れやすいポイと、破れにくくなった柿渋染めポイとを「比較する」ことで科学的な疑問や活用アイデアが生まれていました。柿渋の伝統と性質について、実際に体験してもらいながら学ぶことのできる機会になったのではないかと思います。

このワークショップは、ショッピングモールのイベントスペースで事前予約不要という形で開催しました。お買い物をしている中で「スーパーボールすくい、楽しそう!」とふらっと立ち寄れるようにしたことで、普段は科学の実験教室などには参加しない方々にも参加してもらえたのではないかと思っています。

*参加者層データは準備中です。